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日本瓦のひとつ!釉薬瓦について

こんにちは!岐阜県岐阜市に拠点を構え、幅広い屋根リフォームに取り組んでいる日比野瓦店株式会社です。
日本瓦には幅広いタイプがあることをご存じでしょうか。
見た目や機能性などが違い、それぞれの瓦に個性があります。
今回は日本瓦について知りたいと考えている方に向けて、日本瓦の一つである釉薬瓦についてご紹介いたします。
瓦屋根修理などのご依頼をする際の参考になれば幸いです。

釉薬瓦とは


釉薬瓦とは粘土を成形し、釉薬を塗布したあとに焼き上げる瓦です。
釉薬により表面にガラス質の層ができて、独特のツヤが表れます。
また、ガラス質により水の浸透を防ぐため、耐久性に優れているのが特徴です。
釉薬次第で瓦の色を変更できるため、住宅の雰囲気やデザインに合わせてお好みの色にすることもできます。
瓦の種類によっては塗装による保護が必要ですが、釉薬により防水性も高められているため、釉薬瓦の場合は塗装不要です。

無釉薬瓦とは

無釉薬瓦とは、釉薬瓦と違って釉薬は使わずに焼き上げてつくる瓦のことです。
「素」のまま焼き上げることから、素焼き瓦ともいわれます。
また、焼き上げた後に燻して仕上げる、いぶし瓦もあります。
無釉薬瓦の場合、釉薬層の保護はありませんが、焼成によって耐久性を高めているため、釉薬瓦と比べて大きく耐久性が落ちる心配はありません。
いぶし瓦の場合、燻すことで炭素膜が形成されて表面は銀色に仕上がります。
経年によりできる独特の色むらもいぶし瓦の魅力です。
素焼き瓦は素のまま焼き上げるため、粘土の色合いそのままを楽しむことができます。

メンテナンスについて

釉薬瓦も無釉薬瓦も粘土瓦です。
粘土瓦の場合、それぞれに防水の工夫がされているため、塗装による保護は必要ありません。
塗装が不要であるため、塗りなおしなどのメンテナンスも不要です。
ですが、粘土瓦の多くは漆喰の劣化によってトラブルが生じます。
そのため、漆喰の劣化や剥がれをチェックして必要に応じてメンテナンスが必要です。
また、瓦自体にひび割れやズレが起きていないかのチェックも欠かせません。
粘土瓦の多くは耐用年数が30年以上あるため、頻繁に調べる必要はありませんが、定期的なチェックおよび、地震などの災害の後も調査をすると安心です。

日比野瓦店へご相談ください!


岐阜県岐阜市を拠点に活動する日比野瓦店株式会社では、瓦屋根修理や屋根葺き替えなどのご依頼をお待ちしております。
ニーズに合ったプランのご提案を行うと共に、職人が丁寧にご説明するため、安心してお任せください。
屋根リフォームのプロフェッショナルとして、お客様が本当に満足のいく施工をお約束いたします。
皆様からのお問い合わせをお待ちしております。

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