雪害による下屋根葺き替え工事

本巣市根尾にお住まいのW様邸にて、雪害により破損した下屋根の葺き替え工事を実施いたしました。厳しい冬の雪害で被害を受けられた中、日比野瓦店にご依頼いただき、誠にありがとうございました。

施工概要

施工内容の詳細

W様邸では、冬季の雪害により、本屋根から下屋根へと落下した雪の衝撃で瓦が複数箇所破損するという被害が発生しました。現地調査の結果、部分的な補修よりも下屋根全体の葺き替えをご提案させていただき、以下の作業を実施いたしました。

1.破損した既存瓦の撤去

2.下地の点検・補修

3.防水シートの敷設

4.新規瓦の設置

5.漆喰の施工

冬季の雪害から屋根を守るため

岐阜県の雪害リスクについて

岐阜県は、特に北部地域を中心に積雪が多い地域があります。本屋根から下屋根への落雪は、瓦の破損だけでなく、雨樋の変形や破損、場合によっては人身事故につながる危険もあります。雪害による屋根のトラブルは、以下のようなものが多く見られます。

• 雪の重みによる瓦のずれ・破損
• 落雪による下屋根や雨樋の損傷
• 雪の侵入による雨漏り
• 軒先や雪止め金具の損傷

雪害対策としておすすめの工事

1. 雪止め金具の設置
雪止め金具は、屋根上の積雪が一度に滑り落ちるのを防ぎ、徐々に溶けるよう促す役割があります。特に本屋根と下屋根の関係性がある住宅では重要な対策です。

2. 定期的な屋根点検
積雪シーズン前の秋口に屋根の点検を行うことで、瓦のズレや割れ、漆喰の剥がれなどを事前に発見し、対処することができます。

3. 屋根の葺き替え・カバー工法
築年数が経過し、劣化が進んでいる屋根は、雪害に弱くなります。葺き替えやカバー工法による屋根のリフォームは、耐雪性を高める効果があります。

雪害にあったときの緊急対応

もし雪害により屋根に損傷が見られた場合は、以下の対応を行っていただく事をおすすめいたします。

• 安全確保を最優先に：二次被害防止のため、損傷箇所の下に物を置かない
• 応急処置：雨漏りがある場合は、室内側からバケツで受けるなどの一時対応
• 専門業者への連絡：近くの屋根工事業者へ相談してください。
• 火災保険の確認：雪害は火災保険の「雪災」で補償される場合があります

まとめ：定期的に点検を

今回のW様邸の工事事例のように、雪害は岐阜県の住宅において決して珍しくない被害です。特に本屋根と下屋根の構造を持つ住宅では、落雪による下屋根への損傷リスクが高まります。
日比野瓦店では、雪害対策に関する無料相談・点検も実施しております。冬季を前に、ぜひお気軽にご相談ください。予防的な対策を講じることで、大切なお住まいを雪害から守り、修理費用の軽減にもつながります。

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